こんにちは。センター北駅前の歯科 スマイル10デンタルクリニックです。
かたいくちばしを持つ鳥に歯はありません。もちろんニワトリも鳥ですから、くちばしはあっても歯は持っていないのです。 しかし・・・、なんとヒヨコは歯を持っているのです! 不思議なお話ですが、ふ化したばかりのヒヨコには、上のくちばしの先端に小さな突起があります。これは卵歯(らんし)あるいは破殻錘(はかくすい)と呼ばれていて、この突起が「ヒヨコの歯」の正体です。一般的に歯とは、口腔内にあるものですが、これは内側ではなく、外側についているのです。 ヒヨコはふ化するときに内側から卵の殻を割って出てきます。このとき、この歯が活躍するのです。卵歯を使って硬い殻を破ってヒヨコは外に出てきます。 卵歯は、ふ化後数日で取れてなくなってしまうので、見たことがある人、知っている人も少ないのではないでしょうか。 他にも同じように卵からかえる爬虫類が卵歯をもっています。 鳥の祖先はその昔歯を持っていたのですが、長い年月のなかで失われていきました。その過程で、何を食べて生活してきたのか、どういう環境下にいたのかで歯も変わっていったのですね。 生き物の仕組みは知れば知るほどおもしろいですね!
※休診日:金曜日、ヨツバコ休館日