患者さまにより質の高い医療技術を提供したいというこだわりから、数年前にマイクロスコープを導入し、現在、多くの治療シーンで活用しています。
マイクロスコープと聞いても、多くの人はピンとこないかもしれません。それもそのはず、2009年時点で、歯科医院の2~3%ぐらいしか普及していないといわれている医療機器だからです。
マイクロスコープとは、簡単にいうと医療に使う顕微鏡のこと。解像度の高いCCDカメラで映した画像をパソコンやテレビに映し出して診ることができます。
テレビによく出演されている「神の手を持つ脳外科医」と称される、福島考徳先生(現:現在カロライナ脳神経研究所、デューク大学・ウエスト・ヴァージニア大学教授)が手術を行う際に覗き込んでいるものがマイクロスコープです。
このページでは、当院のマイクロスコープについてご紹介します。
●肉眼では見えない部分まで確認できる ●精密で予後の高い治療が可能 ●治療の幅が広がり歯が保存できる可能性が高まる
マイクロスコープで確実なむし歯治療
マイクロスコープを使うと肉眼の2倍から24倍に拡大して診ることができるため、より正確でより精密に、より安全に治療が行えます。
これまで肉眼でも拡大鏡でもまったく見ることができなかった根管の内部から歯周組織、歯の切削面などさまざまなお口の中の状態が、まさに手にとるように確認できるのです。
例えば、歯の根っこを治療する場合、マイクロスコープを使えば肉眼では見ることができない部分まで確認でき、より繊細な処置と治療が可能になります。また、歯を削る場合でもマイクロスコープを使いながら詰め物をすると、使用しない場合に比べて詰め物がとれたり、虫歯になったりする確率が低くなるのです。
さらにビデオモニターにて観察、記録ができますので患者さまにより納得して治療を受けて頂くことも可能になります。これにより、これまで抜くしかない状態の悪い歯であっても歯を残せる可能性が増え、より精度の高い診断や治療を患者さまにご提供することが可能となるのです。
●使いこなすには、技術の熟練が必要 ●横須賀では3台しかない、最先端医療器機 ●当院はマイクロスコープを使いこなす数少ない歯科医院
どんなに高い治療技術があったとしても、人間の目には限界があります。高い治療技術を活かすには、その技術を実行できるだけの環境が必要になります。アメリカの歯科事情では1998年に根管治療の専門医はマイクロスコープを使うことが義務付けられました。
一方、日本ではどうでしょうか?実のところ、マイクロスコープを使っている歯科医院はそう多くはありません。これはマイクロスコープの機能上、導入さえすればすぐ上手に使いこなすことができるというものではなく、使いこなすまでに時間がかかるため。さらに価格的にも決して安いものではありません。これらがネックとなり、多くの歯科医院での導入が遅れているのです。
この横須賀でも、まだ3医院でしか導入されていない、最先端の医療機器です。こうした医院の中でも当院はマイクロスコープを使いこなしている、数少ない歯科医院といえます。
※休診日:金曜日、ヨツバコ休館日