矯正歯科治療とは、悪い歯並びをキレイに治す治療です。そのため、多くの方は、歯並びだけをキレイにする治療だと思われているようです。
矯正治療は歯並びを整えることで、噛み合わせを正しくします。さらに、歯を中心とした咀嚼機能や顎の運動、発音、顔や骨格の歪みの解消、全身の健康を向上させる目的があります。
また、歯並びが整っている歯は、前歯から奥歯まで、歯全体がしっかりと噛み合っています。歯のガタツキをなくすことで、歯が磨きやすくなり、清掃性が高まります。虫歯・歯周病を防ぎ、歯の寿命を延ばしてくれます。
当院では、これらのことを考慮し、専門の歯科矯正医による、審美面・機能面を考慮した質の高い矯正治療をご提案しています。お子さまから成人までの矯正治療を行っていますので、歯並びが気になる方は、お気軽にご相談ください。
このページでは、当院の矯正治療についてご説明いたします。
<矯正治療はこんな方にオススメ> ・歯並びが気になっている ・よく噛めない ・人前に出る仕事についている
●顎の骨を広げ歯列を改善 ●顎の骨の軟らかさが重要
床矯正とは、主にヨーロッパで行われている治療法で、顎を拡げて歯列を整える矯正方法です。床矯正装置と呼ばれる取外しができる装置を口に入れ、顎の骨を少しずつ広げて、拡大していきます。顎を広げるため、治療を高めるには、顎の骨の軟らかさが重要になってきます。お子さまにはとても効果的で、顎の骨の成長を利用して治療を行います。
【床矯正】取り外しのできる矯正装置 ●就寝中に装着する取外し可能な矯正装置 ●スクリューの移動で顎の骨を拡大
床矯正(しょうきょうせい)は、歯を正しい位置に動かすとともに、歯の土台となる顎の骨を正しい大きさに拡大します。装置にはスクリューを装着していて、ネジを締めてスクリューを移動させ、歯の土台を広げたり歯を動かしたりします。
矯正装置は夜寝ているときだけ装着する取り外し式の矯正装置を使用します。ワイヤーで装置を固定しませんので、食事中や学校・仕事の時など、人前に出るときは取り外すことが可能です。
【床矯正の特徴】
人に知られず矯正治療ができる ●装置が表に見えず、お子さまの自然な笑顔をつくる ●人と接する職業の方にも最適
最大のメリットは、取り外しができるので、人に知られず矯正治療ができる点です。たとえばお子さまなら、写真撮影や大切なイベントの日など、治療中であっても自然な笑顔を演出できます。矯正装置を付けていることによる、いじめの心配もありません。また大人の方なら、営業職・接客業など、人と接する仕事に就いている方でも、安心して治療にトライできます。
抜歯の必要がない ●顎の骨の拡大により、抜歯が不要
「矯正って歯を抜くんでしょ?」と思っている方はいませんか。確かに、ワイヤーを使った矯正治療では、歯を並べるスペースをつくるために抜歯をすることがあります。当院で使用する矯正装置は、歯の土台となる顎の骨を拡大するので、大切な歯を抜かずに歯をキレイに並べることができます。
虫歯・歯周病予防につながる ●取外し可能の装置で、歯ブラシが簡単 ●矯正治療中の虫歯・歯周病を防ぐ
ワイヤーを使った装置は固定式のため取り外しができません。そのため、ブラッシングがうまくできず、虫歯や歯肉病になる方もいらっしゃいます。床矯正は装置を取り外せるので、普段と同じようにブラッシングができます。これで矯正治療中の虫歯や歯周病の心配がありません。
矯正治療後の「後戻り」が少ない ●顎の骨を拡大するので後戻りが少ない ●ゆっくりと歯を動かすため時間がかかる
装置を使って顎骨の成長を正しい大きさへと促すので、治療後、歯の位置が元に戻る「後戻り」の心配がほとんどありません。ただし、ゆっくりと歯を移動してゆくので、ワイヤーを使った矯正に比べて時間がかかります。
矯正治療を始める時期 ●理想的な治療開始時期はできるだけ早い時期 ●成人でも矯正治療が可能 ●治療を受けるタイミングは、キレイにしたいと思ったとき
矯正歯科を始めるタイミングは、患者さまの歯や不正の状態によって異なります。もちろん、できるだけ早い時期(成長期など)に始めた方が、より望ましい治療効果が得られますが、成人になってからでも遅くはありません。
最近では、歯の美しさを気にする方が増え、成人になってから始める矯正治療が増えてきています。決して手遅れではありません。いくつになっても素敵な笑顔を取り戻すことができますので、歯並びが気になる方は、一度、ご相談ください。
会社や学校など、患者さまのご都合などを考慮しながら、最善の時期、方法をご提案いたします。
矯正治療の流れ STEP1.初診・相談 入念に診察し、治療開始時期や期間、矯正歯科の方法を説明、相談いたします。 STEP2.検査 <検査1>レントゲン撮影、歯型と、写真撮影 <検査2>咬合診査、顎関節診査、口腔周辺軟組織診査、カリエスリスク調査などを行います。 STEP3.診断 検査結果をもとにした治療方針を説明し、今後の治療方法をご相談します。 STEP4.治療開始 装置の装着:症状によって異なりますが、ある程度、長時間かかります。装置調整:通常であれば4~8週間に1度通院して頂き、ワイヤーなどの調整を行います。 STEP5.動的治療 低年齢の矯正歯科の場合、第一段階として1~2年治療し、その後、一旦装置をはずした後、数年後に最終治療を行う場合もあります。
※休診日:金曜日、ヨツバコ休館日