(医)SED 山口です。昨日、急患で92歳のおじいちゃんが来院されました。「お昼ご飯を食べていたら差し歯が取れてしまい、入れ歯が使えないので何とかして!」という切実なお悩みの患者さまでした。入れ歯のばねがかかっている差し歯が抜けてしまったので入れ歯が安定せず、このままでは夕ご飯が食べることができません。差し歯を入れている歯の根がとても傷んでいるためにくっつけてもすぐに取れてしまう状態です。私もどうしようか大変悩みましたが、とにかくやるべきことはおじいちゃんがご飯を食べれるように、噛めるようにするためにはどうしたら良いか?でした。結局、差し歯はあきらめ、少しお時間をいただきお待ちいただきましたが入れ歯に歯をたして、何とか噛めるように入れ歯をその場で修理しました。ご本人にはご満足頂けたようで、笑顔でお帰りになりました。
このおじいちゃんは92歳ですが、とてもお元気で、上下ともに入れ歯ですが噛み合わせが安定した入れ歯を入れているおかげでお食事をしっかりと噛んで食べることができるそうです。お体も、顔色も、お話も70歳代の方のようにしっかりとされていました。このおじいちゃんを診させていただき、「噛むこと」は生きることだなー、と改めて実感しました。
噛むことと脳の活性に密接な関係があることを掲載した11年ほど前の新聞記事を見つけたのでご紹介させていただきます。
2014年11月7日 カテゴリ:Smileブログ, 未分類