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40歳~60歳の方は歯根破折注意年齢です。

Smile10デンタルクリニックの山口です。本日は歯根破折(しこんはせつ)についてお話しします。歯根破折とは、文字通り歯の根にひびが入ったり、最悪の場合は根が完全に割れてしまう状態です。下の写真は、以前、歯ぐきが腫れて痛み、来院した患者様から抜歯させていただいた歯根破折歯です。

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割れた歯の根から黒い突起が出ていますが、これがいわゆる「さし歯」の土台です。この土台を歯の根にさし、その上に歯の形をした金属をかぶせるため「さし歯」と呼んでいます。虫歯が深くなり神経を取った歯に一般的に行われている治療です。歯の根にさしているこの土台の金属は歯の根よりも硬い為、咬む力が土台を通じて歯の根に過大な負担が継続的にかかったときに歯の根が耐え切れずに割れてしまうのが「歯根破折」です。この歯根破折で歯を失う方がとても多いのが現状です。恥ずかしながら、私も歯根破折で2本歯を失っています。想像以上に咬む力、歯ぎしりの力は強いのです。

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さし歯が悪いのではなく、土台の金属が歯の根よりも硬いことが原因です。入れてから10年ほど経過した「さし歯」は要注意です。実際、歯根破折は40歳から60歳の年齢の方に多発します。特に歯ぎしりが強い患者様には歯を守る為に夜間就寝時に装着するナイトガードをお勧めしています。ナイトガードは保険で作ることができます。

歯根破折から歯を守るために、現在は金属の土台ではなくグラスファイバーでできた土台ファイバーコアを入れることが増えてきました。グラスファイバーにはしなりがあるため、歯根にかかる力をやわらげ、破折のリスクを大幅に軽減してくれる優れた素材です。現在のところファイバーコアは保険適用外ですが、「歯根破折」を起こした歯は抜歯しなければならないことが多い為、歯を守る為にもお勧めします。

センター北 歯医者 Smile10デンタルクリニック

 

 

 

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