Smile10デンタルクリニックの山口です。先週の土曜日3月14日はホワイトデイでしたので今日はチョコレートにまつわるお話をしたいと思います。Smile10デンタルクリニックでは当日診療にいらっしゃった患者様に日頃のご通院に感謝し、ささやかですがチョコレートをプレゼントさせていただきました。歯医者なのにどうして虫歯の原因になるようなお菓子を?と思い方もいらっしゃるかと思いますが、心配はいりません。プレゼントさせていただいたチョコレートは、甘味料としてキシリトールを100%使用しているため、虫歯にはなりません。
キシリトールという名前はテレビでもよく耳にすると思いますが、詳しく知る方は少ないと思います。私が大学病院に勤務していたのは25年ほど前になりますが、当時私は虫歯予防の研究をしていました。ちょうどそのころキシリトールが日本でも虫歯予防に使われ始めた時代でもあり、私も興味を持ってキシリトールに関する論文を多く読み、勉強したものです。
キシリトールは天然素材の甘味料で、シラカバを原料におもにフィンランドで生産されています。キシリトールは、一般的な砂糖(ショ糖)と同等の甘みがあり、カロリーは4分の3です。果実や野菜にも含まれ、実は生体内の肝臓でも作られている。インシュリンに関係なく代謝され、糖尿病患者にも使える
キシリトールは天然素材の甘味料で、シラカバを原料におもにフィンランドで生産されています。果実や野菜にも含まれ、実は私たちの体内の肝臓でも作られています。一般的な砂糖(ショ糖)と同等の甘みがあり、カロリーは4分の3です。インシュリンに関係なく代謝されるため糖尿病の方にも安心です。
虫歯は、虫歯の原因となるミュータンス菌という細菌が糖と代謝して酸っぱい酸を出すことで歯がとけてします病気です。キシリトールが虫歯をなぜ作らないか?わかりやすく説明すると、①ミュータンス菌がキシリトールを菌内に取り入れても酸を産生しない。②キシリトールを菌内に取り入れたミュータンス菌の一部は代謝することができずに死んでしまう。ことで虫歯を作らないばかりか、虫歯の原因となるミュータンス菌の数を減らしてくれるのです。
このように、キシリトールは優れた代用甘味料であり、キシリトール100%のチョコレートは虫歯を作る心配はありません。ただし、キシリトールをたくさん摂取しすぎるとお腹がゆるくなることがありますので、食べすぎには注意してください。
センター北 歯医者 Smile10デンタルクリニック
2015年3月16日 カテゴリ:Smileブログ, 未分類