Smile10デンタルクリニックの山口です。本日は、日常生活で意識してとりたい歯に良いとされる5つの食材をご紹介します。
①干しぶどう 食べ物の糖はバクテリアなどの「餌」となり、歯の表面を溶かしてしまう虫歯の主な原因になりますが、干しぶどうに含まれる糖はなんとバクテリアを殺すという報告があります。キシリトールにも同様の効果があります。
②クランベリー クランベリーにはワインなどでおなじみの殺菌作用があると言われているポリフェノールが含まれています。これが細菌のかたまり、虫歯や歯槽膿漏の原因になる歯垢(プラーク)の蓄積を防いでくれます。ただし他のフルーツ同様に果糖を多く含むので、食べ過ぎには注意が必要です。
③紅茶 クランベリー同様にポリフェノールを含むので1日に2〜3杯飲むと歯垢(プラーク)の蓄積予防効果や口臭の予防になるという報告があります。
④チーズ 良質の動物性たんぱく質に富んだチーズは、骨や筋肉を組成する源になり、摂取することで体の基礎となる健康な歯や歯茎をつくることにつながります。さらにバクテリアが繁殖しにくい弱酸性の口内環境をつくるので、食後に歯がみがけない時のおやつに向いています。
⑤りんご これから旬を迎えるりんご。りんごにはさまざまな栄養素だけでなく、GI値が低く食物繊維をたくさん含むためにダイエットでも重宝されます。さらに「りんごを噛む」ということで歯の表面が清潔に保たれるという効果が期待できます。噛めば噛むほどバクテリアが流されるので歯垢を構築しにくくなりますが、もちろん歯磨きの代わりになるわけではありませんのでご注意ください。
丈夫な歯を維持するのは健康の基本です。お口は命の源。歯が痛くなってしまい、食事がうまくとれなかったことがある人も、一旦治療をしてしまえばそこで忘れがちです。毎日の歯みがきの習慣と併せてお役立てください。